ご案内
Yさんは一九九八年に結婚して九州から上京、新婚生活を東京の賃貸マンションでスタートしました。
はじめの住居を賃貸にしたのは、東京を見て一生暮らすところじゃないと感じたからだそうです。
借りたマンションは築三一年で駅からも遠かったのですが、家賃が安く日当たりも良かったので、そこそこ快適な暮らしができたそうです。
ただし四年後には出ていかなければならなかったため、入居一年後くらいから新しい家を探しはじめました。
しかし気に入った物件はありません。
「購入という手もある」と不動産屋さんから聞いて賃貸のデメリットにも気づいた若き夫婦は、こうしてマンション購入を本気で考えるようになりました。
そんなとき音楽仲間でもあるご主人(証券関係にお勤め)が『史上最大のミステーク』を買ってきました。
これを読み、「外断熱じゃなきゃとても買えない」という思いを強くしました。
そして「熱い議論」のすえ、賢明な二人は「あと一0年待とう」と、東京に外断熱マンションができるまで待つことを決定したのです。
その後、たまたま住んでいたマンションの三階の部屋が破格の値段で売りに出たので「一0年分の家賃の前払いのつもり」で購入、あとは外断熱マンションの誕生を待つばかりという状況にもっていきました。
非常に戦略的で合理的な「理想の住まい獲得大作戦」です。
ところが予想外のことが起きました。
二00二年一月、新築外断熱マンションが東京にできることがわかったのです。
感激した二人は、それでも慎重に検討した結果、やはり購入することに決めました。
こうして二00三年四月より、夢だった外断熱マンションを手に入れて住み始めた、というわけです。
定期的にバンド活動を続けているお二人にとって念願の防音ル−ムもつくり、ご主人の曲づくりにも磨きがかかってきたようです。
uさんには私たちNPOで経理を見ていただいていました。
「リリ−ベル調布国領サ−モス」を購入されたSさんとTさんは二00四年四月から一緒に入居されています。
会社員のSさんはウエブ関連の仕事にたずさわっており、Tさんもエディターとして活躍されています。
彼らもまた、外断熱マンションの存在をはじめて知り、購入し住み始めた経験を、専門知識を活かしてみずからのホ−ムベ−ジほかの外断熱マンションの居住者や、同じように調布国領のマンションを購入した居住者たちとの情報交換も盛んで、私たちNPO法人とはまた違った居住者のレベルで外断熱事情について日々探究されています。
入居される前の段階でしたが、お二人にインタビューする機会が得られました。
まったく外断熱マンションを知らなかったところから、いかに購入にいたったのか伺いました。
「私が千葉県に内断熱のマンションを購入していましたので、当初は二人でそこに住むつもりだったのです。
でも竣工から七年経つとどうしても躯体のコンクリート壁にヒビなどが出てきていて気になっていました」(Tさん)「それで二戸建てかマンションかの選択も含めて検討を始めたのが二00二年でした。
当初はMホ−ムとかNホームとか、いわゆる名の通った会社の物件から見ていったのですが、立地条件、広さ、太陽の当たる方向など、なかなか希望に沿うものがなかったのです。
そうこうしているうちに、彼女のほうが:::」(Sさん)「ぜんぜん決まらないのでイライラしてしまいまして(笑)。
インターネットでいろいろ調べているうちに、康和地所の外断熱物件を知りました。
私自身は、住むのは下町でもどこでも大丈夫なのですが、彼のほうが条件が厳しくて」(Tさん)Sさんのほうは、立地条件として山手線の西側を探していたそうです。
当時、はどちらも地域的にSさんの条件に合うものではなかったので、すぐに決まりということにはならなかったようです。
「モデルルームにお邪魔して、Y先生の本(『外断熱は日本のマンションをどこまで変えるか」日本実業出版社)にも登場するKさん(康和地所株式会社・事業企画部小松宏多氏)に熱く語っていただきました。
そのとき外断熱について、はじめて知ったのです。
それで、これは考えざるを得ない条件ではないか、と」(Sさん)「それから、外断熱というのが私たちのマンション選択のキーワードとなりました」(Tさん)しかしSさんの山の手志向は強く、二人のモデルルームめぐりは続いていきました。
その日も見学した物件は期待に沿うものではなく、モデルルームを出たあと隅田川沿いを歩きながら、Sさんは「ここもダメだな」とつぶやきました。
そのとき、Tさんはひらめきました。
康和地所が調布国領に建設中の新しい外断熱マンションに行ってみることを思いついたのです。
「それで、まだ時聞があるし、行ってみようかということになって駆けつけました。
するとすでに契約済みの部屋が多く、翌々日には申し込まないと買えなくなってしまうということでした。
それで背中を押されて決意した、そういう感じでした」こうして二00三年六月、契約を結んだのでした(Sさん)。
お二人は外断熱のマンションにこだわって、探しつづけて調布国領の物件を見つけたわけではありません。
一般のマンション購入者の典型的な動きのなかで、外断熱マンションに行き着いたわけです。
その過程で、マンション選びの判断基準というものは、どのようなものだったのでしょうか。
「そもそも建物の断熱のことさえ知らないのですから、外断熱か内断熱かなんてまったく考えていませんでした。
モデルルームでは、むしろインテリアを注視していました。
デザインですね。
住宅情報誌などで建築家と建物の写真が出ていたりすると、『ふーん」と思って見に行きたくなる。
行ってみると、やっぱり『ああいいな』と思っちゃいますね」(Sさん)外断熱マンションを見たときはどうだつたのでしょう。
康和地所の小松氏のたくみな話術が強烈な説得力をもっていて、それで外断熱の価値に気づかされたそうですが、実際のマンションを見たときのアピールポイントはどこにあったのでしょうか。
「Sさんは音に敏感で、静かなことも条件だったのですが、調布国領の現場見学会にお邪魔させていただいたとき、静かで本当に驚いたんです」(Tさん)「そうですね、私は踏切・線路から一00メートル離れていてもやっぱり音が気になる。
じつは国領も幹線通り沿いなのですが、構造自体の遮音性が高いとはいえ「こんなに静かなのか』とびっくりしました。
契約前には、騒音を確認するために現場に足を運ぶこともたびたびでした。
この遮音性が高いということは、かなり大きなポイントでした。
あとは光熱費が節約できるであろうことも大きな魅力でした。
ただ、部屋が広くなってこれまでの住まい方と異なってくると電力消費の総量が上がる場合もあるので一概に電気代が安くなるわけではないとうかがって、「そうか』と(笑)。
最初は面白がってパネルヒーターなんかもどんどん使っちゃうと思いますし(笑)」(Sさん)「私はY先生の本を読んで建築系廃棄物の問題が気になっていたので、一00年もてばそういう問題も小さくなる、それは重要なポイントだなと思ってました。
廃棄物があふれで壊せない、でもボロボロで使えない、そういう建物が増えてしまうのは怖いことだと思いました。
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